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パープル・ヘイズ(南部響子さんよりの頂き物)

タバコに火をつけたジョーは思い出していた


昨夜・・クリスマスパーティーの帰り道だった。
そういやこの辺りにしては珍しく雪が降っていたっけか・・


そんな寒い雪の夜に小さな女の子がマッチを売っていたんだ。
それもよく見りゃ裸足じゃねぇか。

「マッチはいかがですか?」

そう言われて俺はポケットを探った。
が・・こんな時に限って小銭の持ち合わせが無ぇ。
(くそう、なんてこった)
俺はもう一度ポケットの奥まで手を突っ込んでみた。
(そうだ)
普段は開けねえポケットにはアレが入っている!
俺はそこから一本だけ羽根手裏剣を取り出すと女の子の前に差し出した。

「すまねえな、お嬢さん。今日は持ち合わせがねえんだ。この天使の羽根で暖かい所へ翔んでいってくれ」
マッチ売りの少女は悲しげに微笑むと羽根を受け取りマッチをひと箱くれたんだ
随分と冷たい手をしていたっけ。

あの子とはそれきり別れちまったが、今頃どこかで幸せになってくれているといいんだがな